DSでRPGはまだ早い、モンハン3がWiiで出る理由、任天堂の戦略とゲーム業界についての考察


ゲームユーザーから見ての、今のゲームに対する想いを綴ってみます。
かなりの長文になりそうだったので、語りたい部分だけに絞ってまとめています。


■前振り

昔と違い、今はどこを見てもゲームがある。
一家に一台あるPC。誰もが持っているケータイ電話。
プリインストされているもの(既に収録されているもの)もあれば、
ネットにアクセスすれば無料で遊べるゲームの数々。
ゲームはもう嗜好品ではなく、日常的にあるものだ。

現在、爆発的に普及している任天堂DS。
売れたソフトは脳トレなどの、いわゆるカジュアルゲーム。
ケータイ電話でも無料で短時間で遊べるカジュアルゲームが今でも人気だ。
そのプレイヤーは、難度なゲームには手を出さない人たちが多数なのだとわかる。

ファミコンが流行り、スーファミ、PSという、まだまだゲームが嗜好品だと思えた頃を考えれば、
当時なら”ゲームはやらないと思えた層”が、今は手軽にゲームに接しているのだと感じる。
特に女性層。加えて高年齢層。
女性層に関しては、おそらくケータイがそれを牽引したのだろうと思える。

しかし彼らはカジュアルゲームにとどまるだけで、凝ったゲームまでは手をつけない。
理由は、ルールや操作を覚えるのが面倒だからだ。





■任天堂の戦略

カジュアルゲームの大半はアクション。
ケータイではボタンを押していればいいだけという簡単操作だ。
ルールも大して難しくなく、タイミングよく押すといったものが多い。

ファミコンの初期を考えれば、当時はアクションやシューティングばかりだった。
そこへアドベンチャーという読み物+分岐のジャンルが確立していった。
ファミコンでいうならば「ドラクエ」がRPG人気の発端となり、
ファミコンユーザーの中にRPGが浸透していった。
そこからさらに難度なシミュレーションゲームが登場した。
すごく乱暴な説明をすれば、そうした流れでゲームユーザーが育てられていった時代があった。

今のDSはようやくアドベンチャーゲームが浸透してきたところ。
アクション、そしてアドベンチャーというゲームに接しさせながら、
脳トレから入ったユーザーをあたかも成長させているように。
このあたりは任天堂の戦略の上手さに舌を巻く。
しかしまだRPGをプレイするところまでには至っていないのが現状だ。

もちろん古くからのゲームファンもいるが、
DSユーザーの大半はそうしたゲーム慣れしていない者たち。
たくさん売りたいメーカーからすれば、その波に合わせたゲームを出していくほうが
DSでは無難な策だといえる。





■DSでRPGはまだ早い

先日「アルカイックシールドヒート」という、FFリーズを手掛けた坂口博信氏
ゲームデザインを担当したゲームがDSで発売されたが、ものの見事に惨敗。
発売から一週間で半額投げ売り状態という記事も目にした。

スーファミが流行っていた当時は、坂口氏やスクウェアの名前を出せば
それだけで売れたものだけれども
、今の大半のDSユーザーには誰それ?な感覚なのだろう。
むしろ女性層や高年齢層にとって、ゲームデザイナーの名前なんて気にしないと思える。
当時の”メーカー名を見て買う”という流れはそこにはなく、
過去に名を馳せたブランドは、多くのDSユーザーに対しては威力は無いに等しいことが伺える。

「DSではまだRPGが育っていない」
どこで目にしたかは失念したが、この言葉は一理ある。
しかし本当に育つかどうかも怪しいものだ。
ファミコンが歩んできた歴史と同じようにみれば、少しずつRPGも浸透していくだろう。
けれども当時遊んでいたのは根っからのゲーム好き。
今の多くのDSユーザーはそこまでこだわっていないとも思える。





■古参と新規が入り混じった現在のユーザー層

RPGなんて簡単、そう思えるのは古参ユーザーやゲームファンだ。
カジュアルゲームからゲームというものに触れたユーザーにとって、
RPGは難しいとさえ言われているのが現状。

考えてみれば、当時初めて「ドラクエI」をプレイしたとき、なんだこれはと感じたことを思い出す。
アクションゲーム=コンピュータ側の思考に勝つ、ということしか考えられなかった当時は、
”なぜ戦闘の勝敗をコンピューター側に任せるのか”、”勝てるわけないじゃないか”とさえ
思ったこともあった。
感覚的にRPGというものを理解するまでには時間がかかるものだ。

DSで「ドラクエIV」が11/22に発売するが、
RPGファンを育てるならば「I」から発売するべきではないだろうかと思う。
古参ユーザーからは「またドラクエIのリメイクかよ」と言われるだろうが、
「ドラクエIV」はシリーズの中でも異色だと思えるため、
慣れていないユーザーに対しては、余計に難しさを与えてしまうのではないだろうか。

リメイクとは新規ユーザーに向けたものと思う自分としては、
正直、ターゲットを絞るならば古参ユーザーの言葉に耳を傾けなくても良いと思う。
自分も古参ユーザー層だが、気にせずやれと言いたくなる。
メーカーからすれば、”古参と新規が入り混じった現在のユーザー層”は
難しい時代
なのだろうなと思えてならない。





■カジュアルから一歩進んだゲームへ

女性層、高年齢層と上記で掲げているが、
実のところ昔からのゲームファンはすでに30歳前後に突入している。
回帰ユーザーも含め、ずっとゲームに接しているユーザーでも、
その年代になると重厚かつ濃厚なゲームは胃もたれを起こすほどに遠慮してしまう。
飽きなのか年なのか。

そう考えると、カジュアルゲームを楽しむ層がかなりの数を占めてくると思える。
カジュアルゲームから新ジャンルが生まれれば爆発的ヒットとなることは、
脳トレなどから推測可能だ。

しかしゲームファンからすれば、それらを面白いと感じるものの、
やはり物足りなさも感じてしまう。すでに脳トレを触らなくなって久しい人も多いはずだ。
カジュアルゲームはあくまでも余暇の楽しみ。そこに思い入れなどはない。

カジュアルとはいえ、それはルールや操作が簡単というだけで、
それなりのやり応えを感じさせてくれるゲームが必要だと思える。
カジュアルゲームで育ったゲームファンをさらに育てるのは、
何もRPGやシミュレーションだけではない。

重厚ゲームに胃もたれを起こしつつある古参ユーザーを含め、
これからは”カジュアルだけれど奥が深い”というゲームが望まれそうな気がしている。





■モンハン3がWiiで出る理由

DSはカジュアルゲームファンが多数を占める。
そしてWiiは家族向けという印象が強い。
そこから考えれば、DS、Wiiともに所持層は20代後半以降と低年齢層。
任天堂ハードに足りない層は10代~20代前半の主に男性、すなわちコアゲームファン。
PSPを所持している層がそれに値する。
そこを「モンスターハンター3(以下、モンハン3)」で取り入れ、
DSへも流すという戦略なのだろう。なかなか考えられた仕組みだ。
PS陣営への明らかなる挑戦が見て取れて面白い。

個人的には「Wiiでしか出しません」というカプコンの言葉は信用していない。
かつて「バイオハザード」シリーズをGC(ゲームキューブ)でしか出さないと言っておきながら
PS側へと普及させたこともあり、これはその場だけの言葉でしかないと思っていいだろう。

今よりもっとPS3が売れていたならば、PS3で発売されていたことは明らか。
一番売れているハードに供給するのはソフト会社の生き残りという使命もあるため、
ある程度は仕方ないと思える。
むしろこうした言葉を鵜呑みにしないよう、ユーザー側がだまされない目を養う必要がある。

「なんでWiiなんだよ」と嘆いている方、一点しか見ないのではなく、
そうしたゲーム業界という大きな流れで視野を広げてみると理由が分かってくるはずだ。
新たにハードを買わなければならないという点からすれば、納得いかない気持ちもわかる。
しかしそれが業界での戦略であり、
ゲーム会社の生き残り=ゲームファンの居場所の確保をも築いていることにもなる。

「モンハン3をWiiで出す」は、一時的な任天堂側との共同作戦。
「3」が他ハードで出なくとも、以後のシリーズが別ハードで出続ける可能性は高いのだから。





■まとめ

ゲームは、もはや一部のファンだけのものではなくなった。
女性も子どももお年寄りも、そのすべてが接することのできる時代。
とはいえその全ての層に気に入られるゲームなんて、そうそう出ることはない。
ならばそれぞれのターゲットに合わせて出すという考えに至るのは当然であり、
メーカー側もそんなことは分かっていると思う。
すでにターゲットを絞ってきているのはDSソフトを見ても明白だ。

古参ユーザーを含めたゲームファンにとって、
なぜそんなソフトを出すのかと言いたくなるタイトルもあるだろうが、
それはコアユーザーと新規ユーザーが入り混じった今の時代では仕方の無いこと。
一昔前とは違う。

またリメイクか、簡単すぎる、なぜそのハードで出すのかと批判的意見も言いたいところだが、
それは自分とは違う層を育てていると考えれば、
ゲーム産業を維持していくという意味でも暖かい目で見守るほうが得策なんじゃないかと感じる。

別な層がいることも意識し、自分が面白いと感じるものを楽しめばいい。
そうした取捨選択ができる時代。
ゲームとはそもそも楽しむためにあるのだから。



この記事へのコメント

  • はじめまて。まとめの部分、説得力あります。
    自分自身も例外ではありませんが、良くも悪くも
    作品に対して、人によっては、メーカに対しての
    思い入れが強すぎるのかもしれません。。
    一番最後の部分、同感です。
    2007年10月21日 14:31
  • Lunamaria

    > そうした流れでゲームユーザーが育てられていった時代があった。

    なかなか面白い見解ですね、納得しちゃいました。
    確かにメーカーとユーザがお互いに刺激しあって成長してきたような気がします。

    私の稚拙な意見で恐縮ですが、一つ付け加えるとするなら、
    昔は選択肢が無くて、悪い言い方をするなら、FCのゲームやるしかない
    っていう環境だったので、ゲーム業界自体がシンプルだったように思います。
    2007年10月21日 19:21
  • >DSで「ドラクエIV」が11/22に発売するが、
    >RPGファンを育てるならば「I」から発売するべきではないだろうかと思う。

    映画の名作などは、ビデオ、DVD、と新たな再生機器が出るたびに、対応ソフトがプレスされて、いつまでも楽しむ事ができます。
    ゲームの世界でも、新しい本体が出るたびに、名作の新機種対応版を出してもいいと思うのですが。
    ましてや、ドラクエなんてシリーズ物なのですから、第一作から遊びたいという新規プレイヤーも多いと思うんですよ。


    と、ドラクエもFFもやらない私が、戯言を言ってみました。
    2007年10月21日 23:47
  • うーん、どうですかね

    かなり私の考えとは違います。
    RPGではポケモンが爆発的に売れ、リメイクのFF3や外伝のDQMがミリオン売れています。
    外伝やリメイクでこれですから、ナンバリングのDQ9が出ればかなり売れるのは間違いないでしょう。

    あと、ASHはS・RPGです。
    知名度がそこそこあり固定ファンもいるはずのFEでも20万前後しか売れないので、やはりこのジャンルで売るのは難しいと思います、FFTがどれだけ売れるか注目したいところですが。
    ただこのジャンルは2画面のDSとかなり相性がいいとは思います。

    ただシリーズものではない新規タイトルはほとんどなく、それ限定で話をすればまだ育ってはいないといえると思います。
    そういう面では次に出る世界樹の迷宮2に期待したいですね。
    2007年10月22日 00:28
  • Wiiで購買層は広がったけど、
    コアなゲームユーザーとしてWiiやDSは結構イタイ。
    PS3やPSPがなんとかなってほしいところなんですけどね。
    2007年10月22日 21:18
  • カルディア

    まゆみさん>
    niceありがとうございます。
    2007年10月22日 22:49
  • カルディア

    catfish55さん>
    はじめまして(^^
    作品やメーカーに思い入れが生まれてしまうのは素敵なことだと思います。ただ、あまりに強すぎて自分が求めるものとは異なる作品が出ると、好きだからこそ強い拒否反応も出てしまうんですよね。
    それは仕方のないことですが、ユーザーのほうも一度気持ちをリセットするぐらい、大きな気持ちで認めてあげたほうが良いと思うのです。
    メーカーの新たな挑戦が新しい何かを生み出すかもしれません。それは回りまわってユーザーに帰ってくることを期待して。(そうならない場合もありますがw)
    2007年10月22日 22:49
  • カルディア

    Lunamariaさん>
    こんばんは~(・∀・)ゞ

    >メーカーとユーザがお互いに刺激しあって成長してきた
    いいですね、その表現。互いに刺激し合えると良い結果を生みますよね。

    >ゲーム業界自体がシンプルだった
    FC全盛期はどんなゲームが出るのか全て把握できるぐらいシンプルでした。今はハード機器も多々あるうえに、PCとケータイがあるため、どこもかしこもユーザーを取り込むことに必死になって、何かをおろそかにしている感じが否めません。
    2007年10月22日 22:50
  • カルディア

    心×さん>
    こんばんは~(・∀・)ゞ

    >新しい本体が出るたびに、名作の新機種対応版を出してもいいと思う
    しかしすでに遊んだユーザーからすれば、それは一度見た作品なのでどうしても批判意見が出てしまう。「リメイク作っている時間と金があれば新作作れ」と。
    人は基本的に自分中心でしか流れを見ないため、他の年代層のことを感じられないのだと思うのですよ。それは自分も同じだったりします。
    でも、自分が年を食った分、新しい世代が生まれていることにも気づくべきだと思うのです。
    シリーズ新作を待ち望んでいる古参ユーザー層、それは明らかに数が減っていて先細り。だから新たな世代の開拓にメーカーが目を向けている。それがなかなか古参ユーザーには伝わらない。難しい時代だと思いますよ。

    >ドラクエもFFもやらない私が
    いいオチですw
    2007年10月22日 23:00
  • カルディア

    うーん、どうですかねさん>

    >RPGではポケモンが爆発的に売れ、リメイクのFF3や外伝のDQMがミリオン
    ポケモン、DQMは子供向けなので、DS層にはバッチリはまっていると思います。
    FF3はリメイクとはいえ3Dという新作に近い変化ですから、懐かしさと新しさで、30代前後の層にもウケたと思います。また可愛らしいSD化なので、多少の女性層も手を出したと感じています。しかしながらRPG未体験の方が手を出したかと言えば、手を出していないと感じます。
    DS本体は日本国内だけでも1600万台出ています。
    RPGが育っていれば、DQ、FFの名であればダブルやトリプルミリオンが出ていておかしくないぐらいです。たとえばニンテンドッグスが約160万本の売り上げ、FF3がミリオンとはいえ、おそらく購買層はそれほど被っていない気がするんですよね。

    >ナンバリングのDQ9が出れば
    これは相当行くと思いますよ。やはりネットワーク機能が付いたソフトは強いです。

    >ASHはS・RPGです
    SRPGですが、RPG要素が強いと思えたため、ひとくくりでRPGとしました。SRPGというジャンルはさらにまだ早いなと感じます。

    >世界樹の迷宮2に期待したいですね
    このタイトルはよくDSで出したなと思います。それこそコア向けな気がするんですよ。
    こういうソフトがミリオンいくようになるぐらい、DSでRPGが育ってほしいなと思います。
    2007年10月22日 23:31
  • カルディア

    はっちんさん>
    こんばんは~(・∀・)ゞ niceありがとうございます。
    PS3もPSPも持っていない自分ですが、いずれは欲しいと思っています。ただDSもWiiも、目に付いたゲームしか買わないんですよね。そしてそこに時間を費やすだけで精一杯…。PS3に関してはやはりソフト数と本体の値段。値段はこの際抜きにしても、キラーソフトが…。
    今の状態が続けば、コアゲーマーはおそらくXBox360へ流れていきそうな気がしますよ。
    2007年10月22日 23:37
  • くちなし

    わかる・・・カルディアさんの言われていることも分かります。
    というか理解できます・・・・・・しかし、理解できるのと納得できるのでは別ものなわけで(-_-;)

    自分は今現在25歳でして、私が生まれた次の年にファミコンが発売されたのですよ。はじめてゲーム(ファミコン)に触れたのは4歳の誕生日でした。まさにファミコン大全盛期の頃からゲームに触れ始めてゲームと一緒に育ってきて、毎日のようにゲームをプレイし、ゲームから学び、ゲームと青春を過ごし、ゲームによって生かされてきたと言っても過言ではない私にとってライト層が増えてゲームの話題が増えることはとてもうれしい反面、ライト層向けのゲームばかりが増え、コアなゲームがどんどん淘汰され消えていってしまう現状には正直悲しくなる時も多いのですよ。

    私はゲームしか趣味がないような人間なので私の部屋には新機種3機全て購入済みでWiiも所持しているのですが、MH3はPS3か360でプレイしたいとおもっていました。なので今回のMH3のPS3からWiiへの開発指針の変更は「ああ、またライト層向けか・・・」みたいな感じが拭えません。ゲーム業界の未来を案じるならば新たな客層を獲得するのも大事ですが、もう少しでいいから古参ゲーマーを労わってほしい今日この頃です。
    2007年10月26日 18:16
  • カルディア

    くちなしさん>
    ストレートな意見を言えば、くちなしさんのお言葉どおりの気持ちを私も持っています。
    ただ、”なぜMH3がWiiなのか”を考えると、それは”多くのユーザーを獲得したい”というカプコンと、”コアゲーマー層を獲得したい”という任天堂との利害が一致したのだと思えるわけです。

    カプコンはPC版の「フロンティア」を発表した際、MHというタイトルに賭けている、これが失敗すればネットゲームはやらないとまで言い放ちました。それだけMHが社を担っているタイトルだと感じています。むしろカプコン危ないんじゃないかと心配してしまったほどです。

    開発費を考えれば明らかにPS3のほうがかかります。そこからPS3のユーザー数を考えてどこまで売れるかをはじき出したときに、割りに合わなかったのではないかと思います。

    仮に無理してPS3で出したとして、社が赤字を抱えでもしたらそれこそMHというシリーズが消えることになり、コアユーザーにとってまた1つ居場所を無くすことになるわけです。この考えはあくまでも憶測ではありますが、”シリーズの維持”を考えてのことだと思えば、コアユーザーはそれを見守ってあげるべきだというのが私の考えなわけです。

    これはカプコンだけではなく、全てのメーカーに当てはまります。
    個人的にはカプコンに関しては”○○でしか出しません”の行為は初めてではないため、またかという嘆きの言葉しか出ませんが。

    正直なところ、「MH」はPS2版の無印とドスをプレイしてきました。プレイしてきた者から見れば、「MH」の進化は映像美にあると感じています。なのでPS3か360上で、まるで写真のような美しい風景の中、リアルなモンスターたちとの格闘を望みたいのがMHユーザーの気持ちだというのは重々わかります。

    私も古参側なので”古参ゲーマーを労わってほしい”という気持ちがあります。しかし古参ユーザーは年々数が減っていきます。よって新しい層を獲得するのはメーカーの使命なわけです。
    今の時代、ゲームだけが遊具ではないため、とにかく色々な層に見て触れてもらわなければ、それこそゲーム業界自体が廃れてしまいます。ゲームファンの自分からしても、良質作品を生み出すメーカーが無くなるのは痛い。なので将来コアゲーマーになるべき10代を今から育てていくという意味では、Wiiでの発売はアリだと思うわけです。
    2007年10月26日 22:00
  • 一般庶民“俗物共です”

    一つの意見としては、そういう考え方もありでしょう。しかし今までPS2,PSPユーザーに支持されてシリーズ化されるごとにそのユーザー層のおかげで着実に売り上げを伸ばしてやっとミリオン達成した様なソフトが(バイオシリーズもそうでした)本当にWiiというハードで売れるのでしょうか?しかも一度、PS3で発売するとアナウンスしていきなりWiiに変更するというのはユーザーを無視しているとしか思えない行為です。前の発表で映像美に夢膨らませPS3を買っていたユーザーはどうなるのでしょうか?そして果たしてMHファンはWiiでの発売を期待していたのでしょうか?ファミコン時代はハードが一つしかな無く、ソフトメーカーもそのハードしか選択できませんでしたが現在は多くの選択肢があります。なのに、一番売れているハードだからそのハードで出すという利益しか追求ないやり方で良いのでしょうか?このタイトルはライト層よりコア層に受けが良い事は分かっており、こういった既存ユーザーの期待を裏切るようよりな行為ばかり取るカプコンは学習能力が無いとしか言いようがありません。ただでさえサードが売れないWiiではユーザー層の違いや既存ユーザーの反発もあり間違いなく期待はずれの売り上げになると予測できます。私もWiiを所有していますがMH3は購入しようと思いませんし、プレイしたいとも思いません。
    2007年11月04日 10:40
  • カルディア

    一般庶民“俗物共です”さん>
    まず私の姿勢として、ゲーム業界を活性化させることには賛成ながら、カプコンのこうしたやり方は好きではないといっておきます。

    これまで支え続けてきたユーザーを無視するやり方は、「バイオ」のときに私自身も経験したため、カプコンのそうした”目先の儲けだけに走る”姿勢は好きではありません。これまでそうしてきて生き残ってきたという実績があるため、お高く留まりつつ”どうせ今回もユーザーが付いてくるんだろ”という高慢な態度を感じますね。よって、庇護する気持ちはありません。

    ただ私が言いたいのはゲーム業界全体を考えて、新規ユーザーを獲得するのは当然の選択であり、将来を見据えればアリだと言う事なのです。そういうメーカーの考え方には賛同ですが、カプコンはあまりにも直球です。ここがちょっとハナにつく感じです。

    とはいえ、結果的に社を支えるだけの作品を”生贄”にすることで、その会社からは別の良作が生まれるきっかけになりうります。地盤のしっかりしている老舗はそうした強みがあり、今後のゲーム業界を支えていくソフト会社の1つとなりうるわけです。そうした会社が集まって、業界全体を支えていくことが、すなわちゲームファンの居場所をも維持してくれるものだと感じるわけです。

    以下で今回のカプコンの動向について考えてみました。

    今のゲーム業界は、昔のように”出せば売れる”という状況ではないため、苦しんでいるソフト会社は多数いるのだと思います。特に”出せば売れる”という過去を味わってしまったカプコンのような老舗には、こうしたえげつない方法しか考えられないのだろうと思っています。しかしこれが作戦。

    おっしゃるとおり、Wii版は既存ユーザーには売れないでしょう。裏切られたという気持ちもあり、反感から不買いとう流れになることは見て取れます。また、既存ユーザーからすれば”期待はずれ”の作品になると思います。そんなことはカプコンも重々分かっているんじゃないかと。
    そこから見るに、シリーズを支えてきたユーザーははなからターゲットにしていないのだと感じます。ではどこを見ているのかといえば、新規ユーザー層です。

    Wii版を出すことで一旦は既存ユーザーに対しては時間をあけておき、PS3で新作を出すことで「待ってました」と言わせる。これが作戦なわけです。
    一度裏切られて悔しいと感じつつも買ってしまうのがコアユーザー。たぶんそれがわかっているのでしょうね、カプコンは。加えてWiiで獲得した新規ユーザーにもPS3版に興味を抱いてもらえれば万々歳。そういう図式があるんじゃないかと思います。
    結果から見れば”ユーザーはついてきた”ということになります。おそらくカプコンにはそう見えるでしょう。

    個人的に「バイオ」では「3」までPS、PS2という流れでシリーズを支えてきたユーザーの1人です。ドリキャス版も悔しいながらも買いましたし、キューブ版「ゼロ」も買いました。ただこのやり方は、支えてきたユーザーへの裏切りでしかない。以後のシリーズはキューブのみという言葉は何だったのかと。
    蓋を開けてみれば「ゼロ」は期待外れの何物でもなかった一作です。加えて「アウトブレイク」もすぐにつまらない作品になりました。それで私は「バイオ」シリーズから手を引きました。「4」はやっていませんし、買うつもりもありません。でも世間的には「4」ユーザーもいるんですよね。
    これ、同じなんですよ。「モンハン」も同じ道をたどろうとしているのです。会社としてはそれで成功していると思っているわけですから、一時の反感なぞ気にしていないわけです。
    そうして離れていったファンは”一時的なお客様”としてしか見ないようにしているんじゃないかと思えるぐらいです。それが過去にカプコンの取った姿勢であり、あまりにも直球なやり方でも売れることが実証されているため、今回もそうしたのだと思えます。

    お気持ちはすごくわかります。なのでWii版は購入する義務はないと言えます。ただ、不買いしても別のユーザー層が食いつけば、また同じことが繰り返されるだけなんですよね。難しいところです。
    2007年11月06日 02:02
  • ゲーム好きな人。

    どーも、はじめましてです。
    モンハンがWiiで出ることは否定しませんが、
    Wiiで出ることは、だめなんでしょうか?
    まぁ、確かにそりゃぁ、PS3で出るとか言っときながらいきなり
    Wiiに変更するのはどうかと思いますが、それに対してWiiを酷い扱いをするのもどうかと思います。
    WiiもWiiなりにいいとこはたくさんあります。
    持っていない人は分からないと思いますが、
    インターネットを使えるというだけでも大きな進歩だと思いますよ。
    Wi-Fiを使って遊べるゲームが
    これからたくさん出てくると思います。(どうかわかりませんが。)
    それに値段を考えてもPS3は赤字になると
    思いますし、手が届きづらい値段なんじゃないでしょうか。
    せめて、3万円前後のPS、PS2、PS3のソフトが遊べるもののPS3の方がよっぽど売れると思います。
    まぁ、反応はユーザーしだいですけど、それでも売れることを目標にして作っているのではないでしょうか?
    それと買う人は、値段を気にしますし。
    とりあえずゲームを作る会社がんばれ、と言っておきたいです。
    2008年08月18日 02:29
  • カルディア

    ゲーム好きな人。さん>
    はじめまして。

    >Wiiで出ることは、だめなんでしょうか?
    私の意見としては”Wiiで出ることはOK”という文面で書いています。酷い扱いなんてしていませんよ。
    コメントされた方の中には、Wiiで出ることを良しとしない意見もあるので、そちらへのご意見なのでしょうか?

    >インターネットを使えるというだけでも大きな進歩だと思いますよ。
    今ある次世代機はすべてネット可能ですし、個人的には(コンシューマ機では)DCで繋げられたときのほうが衝撃は大きかったと思っています。任天堂機としては進歩だと思いますが、現時点では影響力はさほど無いと感じています。しかしながら任天堂ということもあって、これからのサービスは楽しみにしたいところですね。

    >3万円前後のPS、PS2、PS3のソフトが遊べるもののPS3の方がよっぽど売れると思います
    そもそもPS3をゲーム機として売ろうとしていなかったので、値段が高いのは仕方ないかなと。下位互換を可能とすると3万前後は無理でしょうね。互換には色々と制約が出てきてしまいますし、過去すべてのタイトルをフォローする大変さを考えれば、PS3用だけに絞ったことも頷けます。
    Blu-rayプレイヤーとしては破格の安さなんですけどね。ただそうした面も含めて、ユーザーとメーカーの求める方向性に違いがあるなと感じています。

    私的にはどちらにも頑張ってほしいと思います。WiiもPS3もそれぞれの良さを活かした展開を期待したいです。
    2008年08月18日 22:47
  • 竹之内かぐや

    わたしもその考えに賛成です

    実はわたし新規に近いようなドラクエ好きなので

    初期のゲームもやってみたいし、またさらに魅力に惹かれたいので

    リメイクでシリーズが出るのを期待してます。

    もちろん高いクオリティーもです。
    2009年07月29日 19:13
  • カルディア

    竹之内かぐやさん>
    こんばんは~(・∀・) ゞ

    昔のゲームには名作が多いので、リメイクからプレイする人が増えると良いですよね。
    今はライトユーザーでも、そうした方がこれから先のゲーム業界を盛り上げてくれるお客さんになるのだと感じます。
    2009年07月30日 22:37
  • 通りすがり

    マジで共感です。

    ってか、ゲームを作るのも人なんです、ファンで好きなら、後押ししなきゃ、存続なんかできるわけが無い。

    ユーザーがなんだとか言うなら、逆の事も考えるべきだと思います。

    ファンの為に作って赤字食らったら、誰が保護するんでしょうか?購買者が応援、支援しないで、より良い物を、自分のニーズに合う物をと、欲しがるだけで、叶う等と考える方がおかしい。

    作るのも、売るのもタダじゃない。

    ましてや、今だけが良ければ良い訳でも無い。

    好き勝手に言うなら誰でもできるけど、製作者側が決定した事を避難しかしないのは、一人よがりでしかないと思われる。
    2009年08月12日 23:35
  • カルディア

    通りすがりさん>
    やはり会社としては、先を見なければ生きていけないというところはありますね。
    たとえコアユーザーのひんしゅくを買おうとも、眠っているライトユーザーにアピールする。それによって買い手の先細りを防ぐ。その考えはいいと思ってるんですよ。

    これまでファンとして買い続けてきた方の中には、今回の一件で見切る方もいると思います。でも、自分の求めている物と違えばそこで手を止めるのも、ユーザーの取れる1つの方法なんですよね。

    時代は常に変わってきているので、企業はそこに対応していかなければならない。
    でもシリーズを見てきたユーザーにとっては、そこは気にならない。
    その間に溝が出てきているのだと思います。

    確かにカプコンのやり方については、過去の例もあって文句の1つも言いたくなるところでしょうけれど、ユーザーが理解を示すことも必要なんだと思います。
    2009年08月13日 02:06
  • スサノオ

    そもそもコアユーザーってのはどうしてああも独りよがりが多いのだろうね?
    「ゲームやってる」者同士、
    ライトだろうがヘビーだろうが、上手に話題を共有する。
    そんな流れを作る事こそ本当のゲーマーの在り方だと思うんだがね…。
    2009年08月26日 22:59
  • カルディア

    スサノオさん>
    おっしゃるとおりです。
    コアユーザーは自分らが支えてきた、という感覚があるのだと思います。それはどんなもののファンでも同じなので、感覚としてはわかるんです。
    ただ一部の方には、会社として商売しているんだということを理解できない方々もいるので、どうしても裏切ったと声を大にしてしまうのでしょうね。
    ゲームなのだから楽しまないと勿体無いですよね~。
    2009年08月27日 02:49
  • なな

    はじめまして。おもしろい考察で勉強になりました。
    私は、多分、カジュアル層です。
    最初の就職先は、ソフト会社でPCでA列車で行こうやテトリスをみんな休み時間にやってましたが、私ははまるのが怖くて手をだしませんでした。
    ファミコン機が欲しくても、もったいなくて、買う事もしませんでした。
    弟はファミコン買ってましたけど…。
    (ちなみに、弟は家庭をもって、ゲームなどやってたら、家庭が崩壊するといって、今はやってません。やりたくても、できないみたいです。)
    PS2はDVD機能がほしくて、最初にネットで予約して、手にいれましたが、やりとげられた、ゲームは1個もありません。
    ちなみに、1番したのが、ファイナルファンタジーの7か8ですが、(賞をとった方です)、いまだに、まだ終われてません。
    RPGをやって、一番つらかったのが、ゲームをセーブする場所にいかないとデータが記憶されないこと。これは、致命的でした。
    おもしろかったけど、せっかくクリアしたところも、映像好きにみられないし。

    DSllittleも購入しましたが、ゲームというより、英語漬けや漢字の学習ソフトを購入して、勉強したいというのが動機です。

    だから、本当のゲームは1つありませんが、DSのほうが満足度は高いです。

    でも、けして、ゲームに興味ないわけじゃないです。

    モンハンやドラクエがやってみたいのです。

    最近、モンハンやっている人に、PSPの画面みせてもらい、
    その綺麗さにおどろき、必要ないと思っていたPSPとモンハンンの購入を心に決めたばかりです。(その流れでこちらにきました。)

    ドラクエはまだ、手をだしてないけど、本当は、初期のものから、やってみたい。そうしたら、RPGを始めてやった、違和感、感じなかったのではと、
    すごく思います。

    ゲームは私の年代で実際にやれる環境にある人はなかなか少ないのが現状です。(40代なかばの女性)

    でも、私のように、興味をもってる人は少なからずいるはずです。

    公にしにくいですが。。。

    そして、時間的な制約が多い人がほとんどですので、拘束されるゲームは嫌われると思います。

    そういう意味で、私は、まんまとPSPのかもになりつつあるのかも、しれませんが、女性はわかりやすいゲームが好きで、子供も同じで、
    基礎が多いと、裾野も広がると考えてます。

    私の甥っ子は、DS仲間で、私の学習ソフトで遊んでます。
    今に、その子たちが、コアのゲーマーに育っていくでしょうが、
    やはり、社会とのバランスが大事ということでしょうか?
    (健全にバランスをとって、ゲーム生活を営めないと、社会からゲーム産業が敵視されるという意味です。)

    1個人女性の意見ですが、それだけ、時間がとれないと、いそがしい人にはただでさえ、ゲームは敵視されがちという、視点で感想書かせて、いただきました。

    個人的には、ゲームしたいと思ってますし、まんまとゲーム機買わされています。

    WIIも買うつもりだったのですが、今の状況ではまだ、いいでしょう。

    ps3は今のところ、ps2があるので、買う予定はありません。

    モンハンとpspをやってみて…という感じです。

    でもモンハンがすぐにセーブできないなら…

     かわないかもです。

    (でも、ほんと、あの絵は魅力ありです。)

    以上でした。
    2011年01月22日 08:44
  • カルディア

    ななさん>
    1年半も前の考察ですので、現状とはまただいぶ違うとは思いますが、
    読んで頂き、かつコメントもして頂いてありがとうございます。

    今は携帯でもゲームはできますから、カジュアル層はそこからゲームというものに触れていくのだと思っています。
    ゲーム機を買うのはそこから一歩踏み込んだ方になるんじゃないかなと。
    とはいえDSは世間の認知度も高いですから、女性でも所持している方は多いんじゃないでしょうか。
    そういう方に向けてのソフトがたくさん出ていますが、中には自分に合わないジャンルもあるでしょうから、たとえ有名タイトルだとしても、無理にプレイされなくても良いと思っています。

    >時間的な制約が多い人がほとんどですので
    学生はいかに暇な時間を楽しく潰すかで、社会人はいかに時間を作るかだと思っています。
    なので社会人ではせっかく作った時間をゲームに費やすのは勿体無いと感じるのでしょうね。
    そうなってくると、ゲームそのものが好きでなければそこに時間は割けないものです。

    >今に、その子たちが、コアのゲーマーに育っていくでしょうが
    ゲームをしている子供たち全員がコアゲーマーに育つわけではありませんよ。
    大半の人が卒業していってしまうものです。

    >いそがしい人にはただでさえ、ゲームは敵視されがちという
    うーん、ゲーム好きから言わせてもらうと、それはちょっとずるいなって思いますね。
    言葉は悪いですが、”自分ができないからやっかんでる”というふうにも取れてしまうので。
    ゲームのみならず、わからない、できないから敵視するというのは、
    間違った見方だな~と思います。
    やってみたいゲームがあればやってみて、時間がなくてクリアできないということであれば、そこまで遊んだことで満足してみてはいかがでしょうか。
    そのぐらいライト感覚で付き合えるのもゲームなんだと思います。
    2011年01月23日 02:46

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