
終了したアニメの評価まとめ!
9月末前後に最終回を迎えたアニメを
点数とコメントを付けて評価しています。
以下、個人的にランク付け。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ
また、細かな点数付けも行なっています。
※評価は辛口なところもあるためファンの方はご注意ください。
※自分が見ていた作品のみです。
※ 2cours=2クール目
異世界スーサイド・スクワッド(△)

アメコミキャラと異世界ファンタジーの組み合わせという斬新さで目を引いて最初は楽しめたけれど中盤以降は惰性感があって視聴意欲が下がったかなと。
戦闘シーンは目を見張るレベルの高クオリティ、動きが凄いし見せ方にもこだわっていて見入ってしまう。物語も思っていた以上に凝ってはいたものの盛り上がりに欠けたのは個人的な好みにフックしなかっただけかも。好きな人は好きな作品。プリンちゃんが黒幕ってところで幕引きだったので2期もありそうだけどたぶん見ないかも。
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・2
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・17
小市民シリーズ(◯)

謎解きという面で視聴意欲は下がることなく見続けられた作品。米澤作品なので『氷菓』と比べてしまうがこれはこれで味があるというか、淡々としながらも雰囲気はとても良い。すべての物事が最後に全部つながるという仕掛けも面白かった。
結局のところ互恵関係が崩れて破局めいた形になったが、そもそも二人の関係性も深いところまで理解できなかったので何で分かつ流れになったのかなあと。もしやこれも小佐内さんの作戦で2期でその結論が出るとか? 正直小佐内さんのキャラクターは好みが分かれるところというか、ヒロインめいた華々しさはなく魅力も高くはなかった。私的には羊宮ボイスで保っていたところ。千反田えるしかり、米澤作品の女子はどうも男を動かすのが上手い小悪魔っぽさがあるね。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・2
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・21
時々ボソっとロシア語でデレる隣のアーリャさん(◎)

アーリャさんがとにかく可愛い!ヒロインが可愛く描かれるだけで美少女アニメはほぼ成功と思える。妹の有希は面白くて魅力もある、おっとりマーシャさんも可愛らしい、とにかく女性キャラで魅せてくれた作品、加えて作画も良好となればもはや物語が会長選や討論会であっても見続けられる。個人的にはそれら討議バトルも楽しんで見られたのでグッド。
毎回ED曲が変化するのは豪勢さがあったし、それをXでプレゼント企画にしていたのも楽しめた(難しかったけれどw)
アーリャのパンチラで惹きつけた一話の掴みはグッド、欲を言えば毎回パンチラを入れてほしかったw
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・3
音楽・・・5
総合的な評価・・・5
総合点・・・25
俺は全てを【パリイ】する~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~(◯)

常軌を逸する強さでも自分は弱いという、勘違いも甚だしい性格なのだがそれが鼻につかないため視聴を続けられた。最初はそんな態度が許されても徐々に自分の強さに気づかないのはおかしい、無理があると思われてしまうのがこの手の作品の弱点だが、『パリィ』はその調整が上手かったと思う。なろう+ファンタジーという擦られまくった題材でもまだまだ楽しむことができると教えられた作品だ。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・22
菜なれ花なれ(△)

可愛い女子たちがチアコスで踊る姿をたくさん見られる点がたまらないし、チアコス好きとしてはOP映像からテンション上がる作品で、絵柄の魅力値の高さで見続けられた作品。
しかしながらお話がさほど魅力的ではなく全体的な視聴意欲は下火に。レコード屋存続の話は余談な気がするし、お届けチアの流れは良かったのに、かなたのソロ発覚で仲間ギクシャクはうーんな感じだった。アンチコメントから始まる毬先輩の話は良かったので単に暗い話が駄目ってことはないんだよね。キャラ良し、作りも良かったので勿体なかったなと
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・3
画・・・4
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・2
総合点・・・17
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた(◯)

絵柄が可愛くあやねるボイスが堪能できるという安易な気持ちで食いついたが、毎回テンション高くトーク力で引き込む展開であっという間に一話見終わる凄さに引き込まれた作品。よくもまあそれだけのテキストを用意できたと関心できるほどのセリフ量だと思う。
ネタも序盤で尽きるかと思えば個性の強い同期とのコラボ配信、これまた個性溢れる後輩の四期生たちとのコラボと畳み掛ける流れでついつい見続けてしまう。
中盤から少し惰性感が出てきたが、人狼の回が私的にとても楽しめて巻き返し。最後は憧れの朝霧先輩とのライブ+熱い胸の内も知ることになり満足の〆となった。
キズナアイから始まる過去のレジェンドライバーたちの映像が流れまくった演出には驚いたよw VTuberが分からなくてもこのテンションの高さに胸焼けしない人なら楽しめる作品だ。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・21
真夜中ぱんチ(△)

ユーチューバーが登録者数を伸ばすために奮闘する物語にバンパイア要素を絡めた作品。真咲の非道な扱いを”人間じゃないから平気”と見せるためにバンパイアにしたのかなと。とはいえ真咲の強引な性格はちょっと正直好きにはなれない。ひと昔前ならその非道さが笑いになっただろうけれど今はちょっと厳しいかもね。回を追うごとにマヨぱんメンバーが可愛そうに思えてくる。
映像としては演出力が高くスピード感もあってジェットコースター的楽しさはある。
クールビューティーなゆきのキャラは良かった。実は人気ゲーム実況者だったという展開も楽しい。かやのんボイスもかなり効いている良きキャラだ。それ以外のキャラの魅力が薄く、特に十景はいまいちだった。
りぶがどうしてそこまで真咲に熱を上げるのかずっと疑問だったが、20年前の過去話によって命の恩人だったと明かされて納得。
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・2
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・2
総合点・・・17
新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。(◯)

見て楽しいのは昇級試験までかなと思いきや、拳王トーナメントの展開も面白く飽きさせなかった。少年漫画的な展開もたまには良いね。ストレートで見やすい。絵柄で損をしている感じもするがここまでくれば慣れた感。
オッサンでも努力すれば強くなれるという趣向かと思えば、結局のところ特別な才能を持っていたってところはちょっと残念。そこも含めて少年漫画的なんだろうけれど。
アンジェリカがヒロイン的な立ち位置になりそう...とは思わなかったけれど、やはりリーネットのほうが魅力値は高いので主人公の思いを寄せる相手としては合っているしリーネットもまんざらじゃない感じもまた良かった。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・2
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・18
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで(◯)

遺跡に飛ばされるまでの屈辱な展開も良し、遺跡モンスターの気持ち悪いデザインも最高に惹きつけられた。ボスの魂食いを討伐する様もドキドキした。やばい、面白いぞこの作品。
そりゃあ状態異常スキルがあそこまで効く強さならば最強にもなるよね。ほぼ無双ながら窮地に次ぐ窮地な展開が楽しい。
遺跡から脱出するまでが面白いのかなと思いきや、巨乳美少女セラスの登場で視聴意欲が高まる。人類最強と言われるシビトに対してまさかその場で決着がつく展開になるとは思っておらず、ここでまた作品への興味が高まることに。
金棲魔群帯での窮地を抜けてついに禁忌の魔女との対面。これもう続編期待するしかないでしょ。とにかく女神ヴィシスを蹂躙するまで見届けたい!
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・22
NieR:Automata Ver1.1a 第2クール(◯)

3話で終わりかと思える展開に思わず唖然とした。2BからA2への主役交代は読めなかったがゲームプレイヤーには周知の事実だったようだね。人間を守るための機関なのに人間はすでに絶滅していた悲劇、2Bの9Sへの冷たい言動も第2クールでようやく理解できる。
最終回まで見ていくとラストは全滅しかないバッドエンドになるだろうと思えたが、ポッドによる自我の覚醒なのか、結果として2Bと9Sが目覚める救いのある展開に安堵した。これが噂のセーブデータ削除によるEエンドなのかと。演出的にもそんな感じだったが色々と疑問の残る終わり方だった。ゲーム本編でも考察の余地を残す終わり方だったようなのでこれも原作に沿った終わり方なのだろう。
ゲーム未プレイでも世界観に引き込み、面白さを見い出せるアニメ化だったと思う。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・24
天穂のサクナヒメ(◯)

キャラ同士の深まり方やサクナの成長と米作りの技能向上を丁寧に描きつつ、端折るところは端折って分かりやすく見せてくれていた。ゲーム原作アニメは不発が多い中で『サクナ』は非常に良くできたアニメだ。
プレイヤー同様に最初は米作りについてまるで知識がない状態から戦闘も入れながら米作りの喜びに目覚めていく、まさにゲームらしい運び。途中で苦労した田んぼや家が全壊する絶望展開、回を重ねるにつれてヒノエ島の謎や両親の行方などが少しずつ見えてくるあたりもゲームらしい展開だった。
タマ爺が実は星魂剣であることで涙を誘い、最後はオオミズチという最終ボスを倒してエンド。島は平和となりタマ爺も復活、自身も生きて帰って来るハッピーエンド。ゲームとして非常に王道な流れだけれど、それ故にプレイしているかのような感覚で見ていける仕上がりだった。ゲーム原作の素晴らしいアニメ化。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・23
逃げ上手の若君(◎)

とにかくキャラクターがすべて良い。時行の可愛さ、実直で優しい人間性に周囲が惹かれていくのも分かるほどに良い主人公だ。逃若党の面々すべて魅力的で頼りになるのもグッド。私的には雫の美少女っぷりに見るたびに惚れるほど。変態さを垣間見せる頼重も良いキャラだし、何なら敵も味方も全員キャラ濃すぎ問題w それゆえに作品としてぐいぐい引き込まれるんだよね。
戦闘作画も素晴らしく、残虐な面も隠さず描いているのは歴史物として正しい見せ方だと思う。強大な敵を相手に天下を取り戻すという背景にも引き込まれてとにかく毎回が楽しかった。
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・5
総合点・・・27
負けヒロインが多すぎる!(◎)

劇場版のような作画、テンポの良い演出、女子は可愛く、楽しい掛け合いで惹きつけてくれる作品。正直やってることは普通っぽいのに何故か魅力があるんだよね。その中心にいるのが八奈見さんのオモシロキャラ。妹や朝雲さんのキャラもなかなかに楽しいがマケインの中では八奈見さんがダントツで、顔芸や声の調子が変わるなど緩急をつける役目としても際立っていた。
マケイン全員が主人公に惚れていく、なんてハーレム展開が無い点も他作品とは一線を画する。途中からどことなく八奈見さんが温水に傾いているかなと感じさせつつもそんなことは無く、でも最終話では見栄を張るフリをしつつ温水とデートしたかったのではと勘ぐらせるあたりも上手い。
本当に何がここまで引き付けるのか分からない作品だが、女子が多いのに主人公がモテる展開ではない設定の斬新さと作画の素晴らしさ、この部分が刺さったと思っている。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・5
総合点・・・26
杖と剣のウィストリア(◎)

考え抜かれた刺さるキャラクター、計算しつくされた展開、作者はとても研究してこの作品を作ったと伺える内容だった。そこに加えて作画がとてつもなく凄い! 見せ方も素晴らしく群を抜く面白さだった。
ウィルを虐めつつライバル視するシオン、優等生でプライドの高いユリウス、高貴で他人を寄せ付けないイグノール、そんな和解することのないだろうキャラがある瞬間で堕ちる。その鼻をへし折って膝まづかせたいという期待を実行してくれる上手さ、待っていた感の屈服っぷりは剣が鞘にすっぽり収まるような気持ち良さがあった。
戦闘シーンでの構図はワクワクする見せ方で目を見張るし、ド級の作画力を堪能できる作品だと思う、8話のデート回以外はねw 2期も発表されたし楽しみにしたい!
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・3
総合的な評価・・・5
総合点・・・28
推しの子 第2期(◯)

3/4は「東京ブレイド」で染まった2期、正直これだけの話数を割くことに意味があるのか疑問に思えるほど長かった。原作でもこうなの? 演劇が続くため変化が薄いようでそれなりに見どころもあるので見入ってしまうけれど、私的にはB小町のアイドル活動での可愛らしい姿や、本筋である犯人探しが進んでほしかったなと。
ようやく父親が分かるという進展が見えたかと思えば他界という残念っぷり。これで復讐は終わるとは思えないので何かの間違いだろうと思うしかない。前世の亡骸発見という衝撃もルビーを消沈させるだけだったが物語としては大きく動いたのかもしれない。
最終話で黒幕らしき人物や謎の少女の登場もあってワクワクするが3期に続くというヌカ喜びで終わりと。
新曲MVはすっげー可愛かったし本筋の推理も少しは動いたので楽しめたけれどマジで東京ブレイド長すぎの印象しかない
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・23
僕のヒーローアカデミア 第7期 (2cours)(◯)

最終決戦のためなかなか決着がつかない、しかも戦いが各地で分散して行われているため長引くしかない設定。ラスボス戦は面白いんだけど長くなりがちなのがどうもね。異形系の個性を持ったがゆえに迫害されてきた話とか最終決戦で出すネタか?とも思えるし、燈矢との戦いも長い。
とにかくキャラ多すぎ問題なのでどうせなら主要キャラだけに絞ってAFO+死柄木と戦うぐらいのスッキリさでいいんじゃないと思ってみたり。まあそこは色々描きたいだろうし最後は引っ張りたいだろうから仕方ないけれど。正直トガちゃんによるトゥワイス増殖もなんかなーという感じだった。アーマードオールマイトも時間稼ぎでしかないのが見ていて辛い。
ファイナルシーズンでは各地の対決がテンポよく終わってAFO戦だけにメインを集結させてのラスボス戦のようなものを見せてもらいたいなあ
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・3
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・19
以上16本!
今回、◎評価を付けたのは4本
ロシデレ
逃げ上手
マケイン
ウィストリア
今期は新作が大量で、それら新作から高評価が出てきたという頼もしいクールだった。とはいえいずれも原作有りき。いや全然構わないんだけどね。もはやオリジナルはよほど上手くまとめる監督と斬新さがないと厳しい時代になったのかなあと。
『真夜中ぱんチ』や『菜なれ花なれ』は掴みは良かった。P.A.WORKSの作る世界観は好きなので今後もオリジナルも含めて頑張ってもらいたいなあ。
ってことで秋クールでも楽しい作品に出会えることを期待して!
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