2024年 秋アニメ 最終回まとめ評価 総評17本! 新作『ダンダダン』に加えて『ラブライブ!』『夏目友人帳』『ブルーロック』と強すぎる続編で楽しめたクール!

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終了したアニメの評価まとめ!

12月末前後に最終回を迎えたアニメを
点数とコメントを付けて評価しています。

以下、個人的にランク付け。
◎…かなり良い
○…良い
△…まぁまぁ
また、細かな点数付けも行なっています。

※評価は辛口なところもあるためファンの方はご注意ください。
※自分が見ていた作品のみです。
※ 2cours=2クール目




Re:ゼロから始める異世界生活 3rd season 襲撃編 (全8話)(◯)
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憤怒シリウスとの戦いで何度も死に戻りをして序盤から満腹感。正直、正規ルートで早く話を進めてくれという気分になるんだよね。なのに足がちぎれても死に戻りをさせないあたり、戻ると思ったでしょ?という作者のドヤ顔が脳裏をかすめてちょっと嫌だった。
全体的に複雑化していて脳内で整頓するのがやや面倒。それがリゼロの楽しさだろうけど今回も面倒だなーという印象は強かった。
竜の血を浴びたことで足が再生?それもよくわからんが死に戻りをしなかったのはこの状態にすることが必須だったのだろう。きっとスバルにとって今後プラスな効果を生むのだろうね。
魔女教が要求している4つについて、それが結果としてどんなメリットとなるのかが分からないので盛り上がりの燃料として足りない。魔女教の行ないを阻止するのはこの世界では常識ではあっても、その要望においてどんなことが双方にとってのメリット・デメリットになるのか分かったうえで動くほうが見ているほうもわかりやすいんだけどなあ。
とりあえず2/5からの反撃編を見ないことには判断しづらい三期。憤怒、暴食、色欲、強欲との戦いは楽しみで、特に暴食を倒せばレムが復活できそうなので絶対倒してほしい。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・19



カミエラビ GOD.app シーズン2完結編 (全12話)(◯)
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1期が謎のまま終わったことに対する答え合わせとなったシーズン2。とにかくスタートから謎がいっぱいだったが結果としてその設定は目を見張る面白さがあった。
そもそもの原因は世界中にスマホを普及させた開発者、狭手井柊(セマテイ)だろう。彼は妻子をことごとく失うことで現実に絶望し、自身が開発したAIを使って世界中の大量破壊兵器の発射スイッチを起動。人類滅亡をただ見送るか、着弾するまでの数分間だけでも幻覚世界へ逃げ込むか。その幻覚世界もセマテイの作ったAIアプリ。親友である恵比須檜垣(ヒガキ)が起動させたことでこの物語が始まることになったという、なんとも悲しく救いのない話だ。
現実世界側にいた本物の神であるエコは、幻覚世界に逃げ込んだ人類に怒ってその世界を壊そうと現れたのが二期。エコの存在を察知したAIがエコに対抗する神を選ぼうとしたのが「カミエラビ」。ここが明らかになって初めて面白い設定だと痛感する。
正直、バトルロイヤルな展開が好きで見始めた一期なのに二期はそれが薄まって楽しさを感じなかったが終盤の種明かしで凝りに凝った設定だったと驚かされる作品だ。
ゴローのチート能力「愚者の聖典」によって因果律が改変されたことによって本来堕胎されたはずのゴローの妹が二期ではラルとして生まれていたという設定も面白い。
結果としてエコに打ち勝ったゴローだけれど、信号で猫を助けて車に轢かれるあのラストはちょっと意味がわからなかった。
そもそも現実世界は着弾数分前なので人類終焉は目に見えているんだよね。だからといってずっと幻覚世界に引きこもっていても仕方ない、幻覚世界を「終わらせてくれてありがとう」だったのかもしれない。救いのない世界の締めくくりとして、せめて感謝の言葉で終わらせたかったのだろう。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・2
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・20



ネガポジアングラー (全12話)(◯)
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根暗で借金もあるダメ大学生がさらに余命2年の宣告を受けて人生どうでも良い状態。ある日釣り好き集団と出会ったことで人生が少しずつ変化するという内容。正直最近のアニメとして特徴は薄いし掴みも無いに等しい。
実際のところ何がテーマなのかわからないまま見続けた作品ながら、釣り描写は丁寧で個性あふれるキャラたちとの関係を見ているのは面白かった。
結果として良い人たちと巡り合ったなという感想しかない。特に貴明は人が良いというか衣食住に加えて借金も一時的に肩代わりしてくれるなんてそんな人間いないだろうし。たとえ過去に色々あったとしても他人にそこまでする理由としては弱い感じもした。
本当に不思議なんだけど個人的には見続けてしまう魅力があったので最後まで見てしまった感はある。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・3
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・19



2.5次元の誘惑  (2cours)(全24話)(◯)
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コスプレというネタだけでよくここまで話が広げられるものだと関心する作品。しかもリリサはリリエル一本というスタンスで乗り切っているところも凄い。
4人とも特徴あって可愛いけれど、まゆり先生の存在もまたかなり良い。リリエル外伝の作者に出会って当時の思いを告げられた展開はとても良かった。
結果的に4人とも奥村に惹かれていってハーレムなんだよね。なんなら753もカイ様通して奥村に惚れてるし。個人的にはこの作品で前田佳織里を印象付けた。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・22



ダンダダン (全12話)(◎)
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すげーハイテンションで展開も早く、演出も目を見張る物がある。お話もとても面白いので今期一番の注目作にはなったのは必然か。
モモのキャラがいいんだよね、ギャルだけど乙女な部分もあり、ミニスカでよく動くので見ていて楽しみが多い。婆さんなのに若作りで巨乳という星子のデザインもグッド。アイラは可愛くも嫉妬心あってCV佐倉綾音でグッド。とにかく女子キャラの魅力値が高いのは好印象。それでいて作画が良く迫力ある演出で楽しませてくれるうえに幽霊に加えて宇宙人が出てくるという欲張り設定もまた面白さを増幅させてくれる。
明らかに分割二期構成ながら一期の引き込みは素晴らしかったので二期は楽しみしかない。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・5
総合点・・・27



株式会社マジルミエ (全12話)(△)
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魔法少女ネタでいかに変化球を狙うかで生まれた作品って感じで、一歩間違えば滑りまくる作品になりがちながらもギリギリのところで面白いか面白くないかの境界線を踏み外さずに保っていた印象。
ヒーローモノとしても成長モノとしても無難に王道路線を進んでいることもあって爆発的な面白さは無かった。二期を見るかはその時次第かな
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・2
画・・・3
演出・・・2
音楽・・・3
総合的な評価・・・2
総合点・・・14



ガンゲイル・オンラインII (全12話)(◯)
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ライバルだったレンとピトフーイがチームを組むという沸き立つスタート。常連チームに新たなチームも加わった三度目の大会(SJ3)。海岸が迫り活動エリアが減少していく趣向も良し、やっぱ上手いねドキハラさせる展開の作りがさ。
SJ3も大詰めってところで裏切り者だけでチーム構成される特別ルールが発動。ピトフーイは敵か味方か、まるで読めない彼女の思考に視聴者も翻弄されまくりだった。まさか裏切り者ということ自体が嘘だったとはね。SJ3だけで8話使っただけあって見応えがあったよ。
終盤、対NPCにおける協力戦。相手も人間だったという結末にはただただ怖さがあった。運営が何を思いプレイヤーをどこへ導こうとしているのか、その思惑がなんか怖いんだよなあ。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・3
総合的な評価・・・4
総合点・・・22



青の祓魔師 雪ノ果島篇 (全12話)(◯)
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序盤で明かされたシュラの過去、今のキャラからは想像できないほど世間知らずな子供時代の言動には驚かされた。
そして少しずつ不穏な行動をし始める雪男、結果として目が青色に変化してサタンが目覚める。え、雪男もサタンなの?と。十三號セクションで一体なにが起こって今に至るのか、その謎は終夜篇で明かされることだから雪ノ果島篇だけでは語れないレベルになっている。
雪ノ果島篇は過去編に至るための前振り、二分割の前編になるため面白さは3期よりも落ちたものの作品としてのクオリティは保たれていたし、毎回興味の沸く流れだった。正直、終夜篇が楽しみでしかない。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・23



君は冥土様。 (全12話)(△)
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人好が中学生ぐらいのほうが楽しめたかもなと思いながら見ていたので序盤はさほど食いつかず。中盤、グレイスが出てきたあたりから面白くなってきた。後半に向かうに従って雪さんは強さよりも弱さのほうが際立ってきたことでありがちな作品に成り下がってしまったなと感じたが、それ自体が暗殺者から普通の女子へと変化してきている現れなのだとしたら上手い作りだなと思える。
ラストの告白で失恋してしまったのはちょっと意味がわからない。受け入れる雰囲気は大いにあったのに...。受け入れられなかったのは暗殺者である過去をまだ引きづっているからだろうか。何はともあれcv上田麗奈で保っていた作品。
ストーリー・・・2
キャラクター性・・・2
画・・・3
演出・・・2
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・16



ラブライブ!スーパースター!! 第3期 (全12話)(◎)
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毎回新曲が拝めてしかもそのクオリティが高い!一話一話がとても丁寧に作られていると感じる3期で、キャラクターの魅力もしっかり描かれていたと思う。特にかのんの後輩たちを見つめる姿に毎回先輩感が漂っていてかのんの成長っぷりをその視線だけで感じられたんだよね。
あとに残る後輩たちのことをしっかり考えながら、それでいて甘えさせずに独り立ちも促す、三年生たちの先輩らしい歩みが見られた三期だった。それを泣きながらもしっかり送り出せる後輩たち、なんとも明るく希望の持てる素敵な終わり方だ。
これまでと違って新クールごとに学年が上がり後輩が追加されていく流れには少なからず不安もあったが、結果として最初の5人がちゃんと最後まで主役だったし成長して卒業するところまで描かれたのは素晴らしかった。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・5
画・・・5
演出・・・4
音楽・・・5
総合的な評価・・・5
総合点・・・28



転生貴族、鑑定スキルで成り上がる 第2期 (全12話)(◯)
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すべてを見通したリシアの交渉術で掴みOKな二期。本格的な戦闘が描かれるようになり、ロセルとミレーユの頭脳で乗り切りつつ、リーツだけでは脆弱だった物理戦闘面では傭兵のクラマントが加わりファムも正式に仲間になるという回を重ねるごとにチームが強くなっていくのが見てわかる気持ちよさがあった。
戦闘はあるがアルスの人柄もあって空気感が良いんだよね。進化したスキルは仲間ではなく敵将との交渉で役立ったためその成果は大きい。
結婚で始まり結婚式で終わるという流れもとても良かった。三期も楽しみにしたいね!
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・24



らんま1/2 (全12話)(◯)
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思い出補正をしっかり補正してくれる出来栄え。当時の印象のまま自然に受け入れられる仕上がりには驚かされる。何よりらんまの面白さが今見ても変わらないと痛感させられて高橋留美子先生やっぱすげーわってなる。
最初は『うる星』のようにキャスト全取っ替えでも良いと思えたけれどさすが現役でも活躍中のレジェンド声優だけあって遜色がない。主役級以外を取り替えというのは試みとして上手く作用していたと思う。とにかく楽しめたので二期も見ていきたい
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・24



夏目友人帳 漆 (全12話)(◎)
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毎回のように言ってるが、空気感そのままに毎話趣向を凝らして新しい物語が楽しめる作りが本当に凄い作品だ。
自宅で起こる些細な不思議から遠方の屋敷で起こる奇妙な案山子の群れの謎、的場一門が絡む重厚で恐ろしい話、見たかったレイコの過去話などとにかく多岐にわたるため飽きが来ないんだよね。個人的には5話のちょびの正体には驚かされたなあ。これもう8期も期待したくなるよ
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・4
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・25



ブルーロック VS. U-20 JAPAN (全14話)(◎)
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全員が濃い味キャラで誰がどう活躍するのか皆目検討のつかない展開がずっと続くのが凄い。
ブルーロック内ではナンバー1だった凛、それを凌駕するレベルの兄の冴の存在。とてつもなく強い相手ながら食らいついていくブルーローックの面々を見ていると、これまでの歩みは間違っていなかったと思わせてくれる。それでも高みのプレイを見せる冴と愛空。そこに士道も加わってもはや止められない日本代表。そこへ意外にも馬狼の投入でかき乱す、面白いなあw
そんな中でも成長をし続ける世一の存在もまた凄い。覚醒して荒ぶる凛、冷静に対処していく冴と士道のタッグ。そんな魔窟のような乱戦の中で主役らしく勝利のゴールを決めて終わるという気持ち良さ。凄い作品だ。何なのマジで。作者天才なの?
ストーリー・・・5
キャラクター性・・・5
画・・・5
演出・・・5
音楽・・・4
総合的な評価・・・5
総合点・・・29



〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン (全14話)(◯)
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『化物語』のアニメ放送開始が2009年、そこから約15年も経っている中で何作品ものアニメが放送されてきたこともあり、もはや惰性に近い気分での視聴。でも見始めると見ちゃうんだよね。
今回はわりと謎解きも面白く、個人的には撫子が出てくる『撫物語』とアセロラ姫時代のお話『忍物語』が楽しめた。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・4
総合点・・・23



ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかV 豊穣の女神篇 (全15話)(◯)
※11話までしか放送されていないためそこまでの評価。
(第12話~第15話が2025年初春に放送)
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最初はどうしてEDでフレイヤしか出てこないのか疑問だったが中盤でようやく納得。シルさんの正体を知って少しショックだったなあ。金持ちが庶民の生活を道楽で体験してみたって感じだろうか。なのに本気で庶民に恋をしていまったと。相手が神だけに世界のルールを変えるほどの展開になるという大事。さすがにそんなことで手にした恋心は嬉しいのかと疑問視。
フレイヤ陣営強すぎなんだけどウォーゲームの結末をとにかく見届けたい! 正直まだ途中なので評価はその分下がるかな。
ストーリー・・・3
キャラクター性・・・4
画・・・4
演出・・・3
音楽・・・3
総合的な評価・・・3
総合点・・・20



わんだふるぷりきゅあ! (4cours)(◎)
※放送終了時期が1月末と他作品とは異なるため現時点までの評価。
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犬や猫が変身? そんな突飛なネタでお話が続けられるのかと心配だったけれど、蓋を開けてみればとてもハートフルでお話もしっかり面白い。何よりいろはは元気で可愛く、まゆは恥ずかしがり屋ながらも仲良くなればグイグイくる、さらにユキのツンデレっぽさが良い味となる。そこに無知ながら元気だけで物語を動かすこむぎの存在、これが大きい。まさか飼い主も変身して四人だけで展開していくとは思わなかったよ。
キラリンアニマル9体の救出とニコガーデンの修復が序盤の目的。そこからニコ様復活でラスボスガオウの存在がようやく明らかになる。とても分かりやすいんだよね。
メインとなる女子4人のキャラが立っていてお話自体が面白い、4人の関係性も良いのでそれだけでまだ数年はわんぷりだけで進行できるのではと思えるレベル。大変良い作品でした。
ストーリー・・・4
キャラクター性・・・5
画・・・3
演出・・・4
音楽・・・4
総合的な評価・・・5
総合点・・・25





以上17本!
今回、◎評価を付けたのは5本

ダンダダン
ラブライブ!スーパースター!! 第3期
夏目友人帳 漆
ブルーロック VS. U-20 JAPAN
わんだふるぷりきゅあ!

今期は続編が多くそして強かった。なので安定感のあるクールになったと思う。
冬クールでも楽しい作品に出会えることを期待!



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